毎年恒例の文化庁メディア芸術祭に行ってきました。
今年も会場は、国立新美術館。
・・・・去年は展示レイアウトに不満があったんですが、さあ今年は・・・。
全く同じでした。見にくいです。
恵比寿開催復活すればいいのに。

作品ですが、基本的には面白かったんですが、驚くような作品は
残念ながら一つも無かったかな。
でも、その中でも比較的楽しめた作品をいくつか紹介。

[levelHead]
Julian OLIVER
© Julian Oliver

AR(拡張現実)技術を利用したゲーム作品です。
最近だとARisがニュースなんかで取り上げられていましたね。
2次元バーコードが張られた立方体をカメラに映すと、モニターにはCGで描かれた空間が現れます。空間の中には一人の男性がいて、立方体を傾けた方向に歩くように設定されています。
ルールは単純な迷路ゲームです。各面に割り振られた部屋を男が渡り歩くことになります。

touched echo
Markus KISON(ドイツ)

骨伝導を利用した作品、戦時中の音が再現されています。
耳をふさぐようにし、ヒジを手すりに乗せると爆撃機の音が駆け抜けていきます。
残念なことにボリュームが小さくて聞きにくかったですが、この聞く体勢にも意味があったようで、イロイロ考えさせられる作品でした。

[Standard Time]
Mark FORMANEK
© An artwork of Mark

純粋に笑えた映像作品です。
上記の写真だと分かりにくいかもしれませんが、木材でデジタル時計を表しています。
1分おきに工具を持った男達が画面外から現れ、木材を組み換えてデジタル文字を書き換えています。
ちょうど見始めたのが、13:55くらいの時間でしたので、14:00まで見ていました。
「13:59から14:00に切り替わる時、3文字を一度に換える必要があるから通常の3倍の人数が必要だよなー」って思っていたら、3倍以上の男達が組み替え作業をしていました。
24時間分作ったのでしょうか?謎です。

来年も楽しみですね。

平成20年度(第12回)文化庁メディア芸術祭 フェスティバル情報 | 文化庁メディア芸術プラザ